天気予報を見て、胃が痛くなり続けているnamiです!こんにちは!
早速ですが、こちらの天気予報をご覧ください。

10/25、雨マーク付いてますよね?降水確率60%になってますよね?
これです、胃が痛くなる原因は(笑)
今回のイベントは無人島である愛媛県の豊島(とよしま)へ行く事が目的の一つだったんですが、特に天候が重要でした!!
というのも、船が結構欠航するそうなんです…!()
とにかく、雨よ降らないでくれ!!風よ強く吹かないでくれ!!という祈りもむなしく、イベント前日は予報サイトによっては雨予報だったり曇り予報だったり、雨が降るか降らないか判断がつかない状況でした。
お客様には前日に「場合によってはゆめしま海道は短縮するかもしれない」旨をお伝えして、ご了承いただけたのでハラハラドキドキの当日を迎える事に。
当日朝の天気予報ではなんと、降水確率が上昇…っ!!!
冷や汗かきながら集合場所の因島しまなみビーチへ向かいました。
なんだか寒かったのは気温のせいなのか冷や汗のせいなのか分かりません(笑)

雨予報にしっかり装備を整えてお越しいただいた皆さまありがとうございました!
出発前のブリーフィングでお話を伺っていると、お客様の中に、晴れる事が多いとおっしゃる『晴女』と全国的に晴れなのに自分のいる地域だけ雨が降るとおっしゃる『雨男』がいらっしゃいました。
かくして「晴女 vs 雨男」の火蓋が切って落とされた訳ですが、筆者は雨女(自称)なので、晴女のお客様にすがる思いです(笑)

これから天気が崩れるかもしれないとは思えない美しい景色の中、いざ出発です!
まずは土生港目指して走ります。日中は車通りも人通りもそれなりにある因島も午前6時半となると、通行量はまばらで、加えて信号がほぼ黄色点滅信号になっていたので、あっっという間に土生港に到着しました。

と、ここで心配していた雨がポツリポツリと…
そしてやがて本降りに…
天気予報もこの時点で1日雨予報に変わり、かなり絶望的…
船は出航するとの事だったので、ひとまず豊島へ向かう船に乗り込みました。
ところで、無人島である豊島を目指していた理由ですが、1年間に数日間だけ公開する美術館が豊島にあるんです!美術館と言っても、作品は一つだけですが。
それを見に行くライドイベントなのに、それを見ずに帰る訳にも行きませんでしょう…っ!!
とは言え、美術館だけ見たら土生港にとんぼ返りする事も辞さない覚悟で(汗)


1年に数日間だけしか見れないアートという事で、それ目当ての方が他にもたくさんいらっしゃいました。船の外は大荒れの天気で、大きな波飛沫を上げ、かなり揺れます。あまりに絶望的な天気に気持ち悪く…
なったのはただ船酔いしたからですね(笑)

豊島港に着いてみると、ほんの少し雨が弱まっているではありませんか!!
受付を済ませて早速美術館に向かいます!ちなみに、豊島内はほとんど自転車に乗る所は無いので、近くに置いておいて島内は徒歩で散策しました。


こちらが目的のアート、ゲルハルト・リヒター作『14枚のガラス』です。名前の通り、14枚のガラスが角度を変えて設置されており、海側に設置された窓から差し込む光や見る角度、時間帯によって色んな姿を見せてくれます。


ちなみに、
ゲルハルト・リヒターはドイツ出身の抽象画家で、現代アートの「生きる伝説」と呼ばれているそうです。彼の作品はニューヨーク近代美術館など、世界中の主要な美術館に展示されているのだとか!
14枚のガラスは1967年から手がけてきた「ガラスの立体」シリーズの一つで、最大にして最後の作品となっているようです。そして、この作品が設置されている建物自体も彼のデザインによる設計との事。彼がデザインした建物はここ豊島とご自身のアトリエしか無いそうなので、更にびっくりです!!
そんな巨匠が何故、1日2便しか定期船の無いアクセスが不便な無人島にアートを作ったのか?
それは14枚のガラスの原題「14 Panes of Glass for Toyoshima, dedicated to futility」にヒントがあるそうで、「dedicated to futility(無用なものに捧げる)」と入っており、「誰の役に立つこともなく、観に訪れる人がいなくてもアートはここに存在する。その絶対的な強さを、この建物と作品は体現している」と語っているそうです。

14枚のガラスを堪能した後は、豊島探索へ。なんとこの頃には雨が止んでおりました!!!
せっかくなので展望台へ行ってみようとするも…

草に覆われてとても行けそうに無い状態でした^^;


海岸まで続く遊歩道はなんとか無事のよう!
「まさかここでも探検する事になるなんて…」と聞こえた気もしますが、きっと気のせいでしょう(笑)


豊島港に上陸してすぐに美術館へ向かわれる方が多いので、最初はかなり混み合いますが島の中をゆっくり散歩しながら美術館へ戻ってくると、見ている人もかなり減っているので、ゆっくりアートを鑑賞したい方は先に島内散策もオススメです⭐︎
約1時間強の滞在で、豊島を後にします。ちなみに、その船を逃すと次の船は約8時間後なので絶対に乗り遅れないように…!
船に乗って、弓削島へ上陸してみると、なんと晴れてきているではありませんか!!あの天気予報は一体!晴女さまさまです!!

そうなれば当初の予定通り、ゆめしま海道のアート巡りへ!まずは弓削島の北部にある大森神社の鳥居で記念撮影。その近くにあるのが、

防波堤アートの「天の花(そらのはな)」です。
この防波堤アートはゆめしま海道内に3ヶ所有り、「瀬戸内かみじまアートプロジェクト2019」という事業の島の美しさや豊かさに寄り添う“アート”を町に創ることを目的とした「防波堤ペインティングコンペティション」で受賞した作品がそれぞれ描かれています。
この天の花は「虹」をテーマにした京都市の画家、日月美輪さんの作品との事。
気分が落ち込んでいる時でも、空に架かった虹を見つけると、その瞬間だけ時が止まったように心が晴れやかになって、もう一度頑張る元気をもらえる。そんな奇跡のような一瞬を表現した作品らしいですよ⭐︎
そんな作品に元気をもらい、弓削島の外周道路へ進みます!

弓削島の外周道路はアップダウンの続くハードなルートですが、頑張って登った先には大海原が待ってます!(天気がイマイチなのはご愛嬌)お腹も程よく空いてきたところで、ランチスポットへ向かいます。


インランド・シー・リゾート フェスパです。弓削島の高台に立つ全室オーシャンビューのホテルで、日帰り入浴やレストランでのお食事も出来る場所、
だったんですが…
10月31日で一時休館する事になったそうです。今回のイベントでは最後の週末に滑り込む事が出来ました。

スタッフ一押しという鯛だしラーメンをいただきましたが、鯛の香りと旨みが詰まったスープが美味しいこと美味しいこと!!トッピングの半熟煮卵も半分でご飯一杯食べられるのでは無かろうかと思える濃厚さで、もう一度食べたかったですが、もう食べられないかと思うと残念でなりません。
ところで、心配していた雨雲はどこへやら。この頃には日差しも出てきて、気温もかなり上がってきました。
しっかりお腹を満たして、次なるアートスポットへ。
の前に、


ちょうどこの日、生名島のいきなスポレク公園で「チャリと旅。」というイベントが行われていたので、ちょこっと覗いてきました。
自転車やアウトドア用品の販売やグルメや雑貨のマルシェがあり、ヨットセーリングやヨガの体験などもあったようです。お邪魔した時間ではちょうど借り物競走が行われるタイミングで、筆者も何故か借り物として借りられました(笑)
そうこうしながら雨雲レーダーを見ていると、またまた雨雲がやってきているではありませんか!
降られる前に次のアートに向けて出発します。

こちらは東京都の彫刻家・武田充生さんの防波堤アート「みんなのクジラ」です。
この作品はサウンド波間田というキャンプ場の近くにあるんですが、この作品はなんと地域の方々やキャンプ場に訪れた人々とのワークショップで生まれたそうです。
養生テープで最終的にクジラの形になるよう下地を作った上で防波堤をまっさらなキャンパスに整え、クジラをテーマにした思い思いの楽描きワークショップを経て、最後にテープを剥がして完成するという、まさにみんなで命を吹き込んだクジラです!
これで予定していたゆめしま海道アート巡りも達成!段々空模様も怪しくなってきたので、雨に降られる前に帰路へ。

そして無事!雨に降られる事なくゴール出来ました!!戻ってきた因島はどうやら相当雨が降ったようで、そこかしこに水溜りが出来ていて、道路もまだ乾ききっていない状態でした。
それを思うと豊島上陸時に少し降られただけでほとんど濡れる事なく終える事ができ、スペシャルラッキーな1日となりました!きっと晴女のお客様やみんなの祈りが届いたのかもしれませんね!
ちなみに、イベントを終えて家路についている時に大雨が降ってきて、晴女の力すごすぎる!と思いました(笑)

ご参加いただいた皆さまありがとうございました!!
またのご参加をお待ちしております♪
naminami garage
nami




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